原価率計算ツール
売上と原価を入力すると、原価率・粗利率・粗利益を即計算。目標原価率から許容原価や販売価格も逆算できます。
よく使う計算
売上10万円・原価6万円原価率60%
売上8万円・目標35%許容原価2.8万円
原価700円・目標70%売価1,000円
数値を入力
売上高と原価から現在の原価率を求めます。
同じ期間・同じ商品の売上を入力してください。
材料費や仕入額など、売上に対応する原価を入力します。
数値を入力すると結果がここに表示されます。
入力例
原価率結果
60%
60,000 ÷ 100,000 × 100
粗利率比較
40%
100% − 60%
粗利益金額
40,000円
100,000 − 60,000
売上の内訳
計算条件をそろえる
税込と税抜、月次と年次、商品単位と店舗全体など、売上と原価の集計条件をそろえて比較してください。
原価率の計算式
原価率は、売上高に対して売上原価が占める割合です。基本式は「売上原価 ÷ 売上高 × 100」。売上10万円、原価6万円なら原価率は60%で、売上と原価だけを比べる場合の粗利率は40%です。
原価率(%) = 売上原価 ÷ 売上高 × 100
原価率計算ツールの使い方
求めたい数値に合わせて3つのモードを切り替えます。
1. 計算モードを選ぶ
現在の原価率、目標内の許容原価、目標原価率を満たす販売価格から選択します。
2. 売上・原価・目標率を入力
金額はカンマ付きでも入力できます。原価率は0より大きく100未満で指定してください。
3. 結果と式を確認
原価率だけでなく、粗利率・粗利益・逆算結果を同時に確認できます。
4. 条件をそろえて比較
商品別、店舗別、月別など、同じ範囲の売上と原価で比較すると判断しやすくなります。
原価率・許容原価・販売価格の公式
目的によって分子と分母、逆算方法が変わります。
| 求めるもの | 計算式 | 計算例 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 原価率 | 原価 ÷ 売上 × 100 | 60,000 ÷ 100,000 × 100 = 60% | 現在のコスト構成を確認 |
| 許容原価 | 売上 × 目標原価率 | 80,000 × 35% = 28,000円 | 予算・仕入上限を確認 |
| 販売価格 | 原価 ÷ 目標原価率 | 700 ÷ 70% = 1,000円 | 目標率から売価を逆算 |
| 粗利率 | 100% − 原価率 | 100% − 60% = 40% | 売上と原価だけで比較 |
原価率・粗利率・マークアップ率の違い
似た指標でも分母が違うため、同じ数値にはなりません。
| 指標 | 分母 | 計算式 | 確認できること |
|---|---|---|---|
| 原価率 | 売上高 | 原価 ÷ 売上 × 100 | 売上に対する原価の重さ |
| 粗利率 | 売上高 | 粗利益 ÷ 売上 × 100 | 売上に対して残る粗利益 |
| マークアップ率 | 原価 | 粗利益 ÷ 原価 × 100 | 原価に何%を上乗せしたか |
売価1,000円、原価600円なら、原価率60%、粗利率40%、マークアップ率約66.67%です。資料や会話で「利益率」と言う場合は、何を分母にしているか確認してください。
原価率計算の具体例
商品単位から店舗全体まで、同じ公式で確認できます。
小売商品の原価率
入力:販売価格3,000円、仕入原価1,800円
結果:原価率60%、粗利率40%、粗利益1,200円
値引き後は販売価格が下がるため、原価率が上がります。
飲食メニューの許容原価
入力:販売価格1,200円、目標原価率30%
結果:許容原価360円、粗利益840円
食材だけでなく、廃棄や歩留まりをどこまで含めるか決めます。
目標原価率から売価を逆算
入力:原価2,400円、目標原価率40%
結果:必要販売価格6,000円、粗利益3,600円
端数処理、税、手数料を反映して最終価格を調整します。
原価率を確認する場面
価格設定、仕入管理、月次分析の基礎指標として使えます。
価格設定
- 目標原価率から最低販売価格を逆算
- 値引き後の採算を確認
- 商品ごとの粗利を比較
仕入・製造管理
- 許容原価を超えていないか確認
- 材料変更の影響を試算
- 廃棄や歩留まりを含めて見直す
月次レビュー
- 前月と当月の原価率を比較
- 店舗・部門ごとの差を確認
- 売上構成の変化と一緒に分析
計算時の注意点
入力範囲が違うと、数値を正しく比較できません。
費用の範囲を決める
このツールの原価は、一般的な売上原価を想定しています。人件費、家賃、広告費などを含める場合は、指標名と範囲を明記してください。
税込・税抜を統一する
売上だけ税込、原価だけ税抜のように条件が混ざると原価率がずれます。同じ基準で入力してください。
0円や100%以上を確認する
売上0円では原価率を計算できません。原価が売上を上回ると原価率は100%を超え、粗利益はマイナスになります。
会計・税務判断は専門情報も確認する
勘定科目や原価配賦は業種・会計方針で異なります。決算や税務申告では公式資料や専門家も確認してください。
参考情報
経営指標や税務上の扱いは公的情報も確認できます。
原価率計算のよくある質問
計算式、目安、利益率との違いをまとめました。
原価率の出し方は?
売上原価を売上高で割り、100を掛けます。売上10万円、原価6万円なら、6万円 ÷ 10万円 × 100 = 60%です。
原価率30%とはどういう意味ですか?
売上100円のうち30円が原価という意味です。売上と原価だけで見る場合、残り70円が粗利益で、粗利率は70%です。
原価率と利益率は同じですか?
同じではありません。原価率は原価 ÷ 売上、粗利率は粗利益 ÷ 売上です。売上と原価だけなら両者の合計は100%になります。
原価率から販売価格を計算できますか?
はい。販売価格は「原価 ÷ 目標原価率」で逆算できます。原価700円、目標原価率70%なら販売価格は1,000円です。
原価率が100%を超えることはありますか?
あります。原価が売上を上回ると100%を超え、粗利益はマイナスです。値引き、廃棄、仕入高騰、集計範囲のずれを確認してください。
飲食店の人件費は原価に含めますか?
一般的な売上原価率では食材など直接対応する原価を使います。人件費も合わせて管理する場合はFL比率など別の指標として区別すると比較しやすくなります。
原価率は高いほど良いですか?
一概には言えません。低いほど粗利益は残りやすい一方、品質や商品構成も重要です。同じ業種・同じ集計条件・過去実績で比較してください。
この計算結果を決算や税務申告に使えますか?
日常の試算には使えますが、正式な会計処理や税務判断は勘定科目や配賦方法で変わります。公的資料や税理士などの専門家も確認してください。
