希釈倍率計算ツール|原液と水の量を自動計算
希釈倍率と量を入力すると、必要な原液・水・完成量をすぐ計算できます。濃度から倍率を求める計算にも対応しています。
よく使う希釈
5倍で1L作る
原液200mL + 水800mL
100倍で10L作る
原液100mL + 水9.9L
500倍で10L作る
原液20mL + 水9.98L
希釈条件を入力
例:5倍、100倍、500倍。1以上の数値を入力してください。
希釈後に作りたい液の総量を入力します。
手元の原液をすべて使う場合の量です。
同じ濃度単位どうしで入力してください。
倍率と量を入力して「計算する」を押してください。
入力例
必要な原液量原液
200 mL
1000 ÷ 5
加える水・溶媒の量水・溶媒
800 mL
1000 − 200
完成量合計
1000 mL
5倍希釈
原液と水の内訳
原液1:水4
計算上の注意
この結果は体積が単純に加算できる前提の計算値です。製品表示や作業手順がある場合は、必ずそちらを優先してください。
希釈倍率の計算方法
希釈倍率は、完成した液の総量が原液量の何倍になるかを表します。完成量から原液量を求めるときは「完成量 ÷ 希釈倍率」、加える水の量は「完成量 − 原液量」です。原液100mLを5倍希釈にすると、完成量は500mL、水は400mLになります。
必要な原液量 = 完成量 ÷ 希釈倍率
希釈倍率計算ツールの使い方
分かっている条件に合わせて3つのモードを選べます。
1. 計算モードを選ぶ
完成量、原液量、濃度のうち、手元で分かっている条件を選びます。
2. 倍率と量を入力する
量の単位はmL、L、µLから選択できます。同じ計算内では単位をそろえてください。
3. 計算結果を確認する
原液、水・溶媒、完成量、希釈倍率を同時に確認できます。
4. 製品表示と照合する
農薬、肥料、洗剤、消毒薬などは、計算結果だけで判断せずラベルの使用方法を確認します。
希釈計算の公式
求めたい量に応じて式を使い分けます。
| 求めたいもの | 公式 | 計算例 | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| 必要な原液量 | 完成量 ÷ 希釈倍率 | 1000mL ÷ 5 = 200mL | 完成量が決まっている場合 |
| 加える水の量 | 完成量 − 原液量 | 1000mL − 200mL = 800mL | 水だけを知りたい場合 |
| 完成量 | 原液量 × 希釈倍率 | 50mL × 20 = 1000mL | 原液を使い切る場合 |
| 濃度から倍率 | 原液濃度 ÷ 目標濃度 | 10% ÷ 0.1% = 100倍 | 濃度単位をそろえる |
| 濃度から原液量 | 目標濃度 × 完成量 ÷ 原液濃度 | 0.1 × 1000 ÷ 10 = 10mL | C1V1 = C2V2を使用 |
希釈倍率の早見表
完成量1Lを作る場合の原液と水の量です。
| 希釈倍率 | 原液 | 水 | 配合比 |
|---|---|---|---|
| 2倍 | 500mL | 500mL | 原液1:水1 |
| 5倍 | 200mL | 800mL | 原液1:水4 |
| 10倍 | 100mL | 900mL | 原液1:水9 |
| 100倍 | 10mL | 990mL | 原液1:水99 |
| 500倍 | 2mL | 998mL | 原液1:水499 |
| 1000倍 | 1mL | 999mL | 原液1:水999 |
「5倍希釈」と「原液1:水5」の違い
最も間違えやすいのは、倍率と配合比を同じものとして扱うことです。
| 表記 | 意味 | 原液と水 | 100mLの原液なら |
|---|---|---|---|
| 5倍希釈 | 完成量が原液の5倍 | 原液1:水4 | 原液100mL + 水400mL = 500mL |
| 原液1:水5 | 水が原液の5倍 | 合計では6倍希釈 | 原液100mL + 水500mL = 600mL |
ラベルに「500倍」とある場合は、完成量を原液量の500倍にします。「原液:水」の比率表記とは分けて読んでください。
希釈計算を使う場面
計算の考え方は共通でも、実際の使用条件は製品ごとに異なります。
園芸・農業
- 肥料や活力剤の希釈量を確認
- 農薬のラベル倍率から必要量を計算
- 散布タンクの容量に合わせて原液量を逆算
調味液・飲料
- 濃縮だしやシロップの配合を確認
- 作りたい総量から原液と水を計算
- 原液1:水4などの比率と倍率を区別
洗浄・実験
- 洗浄液の所定倍率を計算
- 初期濃度と目標濃度から必要量を逆算
- mL・L・µLで同じ単位にそろえて検算
希釈倍率計算でよくある間違い
数式が合っていても、条件の読み違いで結果が変わります。
水の量を倍率倍してしまう
希釈倍率を掛ける対象は原液量です。水の量は完成量から原液量を引いて求めます。
mLとLを混ぜる
1Lは1000mLです。入力と結果で同じ単位を使い、必要なら先に換算してください。
濃度の種類を混ぜる
重量%、容量%、ppmなどは定義が異なります。C1V1=C2V2は同じ濃度単位・同じ前提で使います。
ラベルより計算結果を優先する
農薬・薬品・消毒液では、対象、使用時期、濃度、回数など製品固有の指示が優先です。
精度・安全上の注意
本ツールは量の計算を補助するもので、製品の使用可否を判断するものではありません。
入力値はブラウザ内で計算し、サーバーへ送信しません。結果は指定した数値を単純計算した参考値です。高精度が必要な実験、温度や密度で体積が変わる溶液、反応を伴う混合にはそのまま使えません。農薬は対象作物・希釈倍数・使用量・使用時期・回数を、薬品や消毒液は製品表示と施設手順を必ず確認してください。
安全な使用のための公的情報
農薬の希釈では登録内容と製品ラベルが優先されます。
農林水産省は、用途に応じた希釈倍率や使用時期などを確認し、使用時には農薬ラベルの内容も必ず確認するよう案内しています。FAMICの登録情報も確認できますが、実使用では個々の製品ラベルを照合してください。
希釈倍率計算のよくある質問
倍率、原液、水量、濃度の迷いやすい点をまとめました。
希釈倍率の求め方は?
完成量 ÷ 原液量で求めます。濃度から求める場合は、同じ濃度単位で原液濃度 ÷ 目標濃度です。
500倍希釈で10L作るとき、原液は何mLですか?
10Lは10000mLなので、10000 ÷ 500 = 20mLです。水は9980mLです。
原液100mLを5倍希釈すると水は何mLですか?
完成量は500mLです。原液100mLを引くため、加える水は400mLです。
5倍希釈は原液1:水5ですか?
違います。5倍希釈は完成量が原液の5倍なので、原液1:水4です。原液1:水5は合計6倍希釈です。
1000倍希釈で1L作る場合の原液量は?
1Lは1000mLなので、1000 ÷ 1000 = 1mLです。水は999mLです。
農薬の500倍希釈にも使えますか?
量の計算補助には使えます。ただし対象作物、使用時期、使用液量、回数なども含め、必ず登録内容と製品ラベルを優先してください。
濃度10%の原液から0.1%を1L作るには?
希釈倍率は10 ÷ 0.1 = 100倍です。原液は1000mL ÷ 100 = 10mL、水は990mLです。
計算結果は保存・送信されますか?
いいえ。入力と計算はブラウザ内だけで処理され、入力値をサーバーへ送信しません。